ASUSルーターの謎(RT-AC68U RT-AC87U RT-AC88U RT-AC56S)
明けましておめでとう!!
久しぶりに備忘録を書こうかなぁと思う。
我が家は上の4台のASUS製ルーターを使用しているが、ASUSルーターはなかなか高機能かつCiscoルーター等とも仕組みの違うASUS-WRT(linux)という独自のOSを使用しているので、簡単にではあるけど調べたことやこうかなぁと想像していることを記しておく。
なお、想像が多くを占めている為、下記に記した操作等を行い破損や不具合が起きても当方は一切責任は負いません。
まずは、ASUSルーターにSSHやTELNETでログインできるよう設定しておく。
これは説明書等にも書いてあるので割愛する。
cat /proc/mtd
↑のコマンドでパーティション構成が確認できる。下記が構成どのモデルも大体共通だった。
dev: size erasesize name
mtd0: 00080000 00020000 "boot"
mtd1: 00180000 00020000 "nvram"
mtd2: 03e00000 00020000 "linux"
mtd3: 03c6240c 00020000 "rootfs"
mtd4: 03ec0000 00020000 "brcmnand"
mtd5: 00140000 00020000 "asus"
大体こうかなぁと思うことを書いておく。
mtd0=起動時のbootパーティション、HWチェックなどを行っていると思われる。これをぶっ飛ばすとレスキューモードでも起動できなくなる。ほぼ文鎮確定。。。。
mtd1=nvramの設定情報を記憶しているパーティション。この領域に設定情報などが保存されており、起動時にmacアドレスなどを読み込んでいると思われる。
mtd2=ASUS-WRTの本体部分と思われる。これをぶっ飛ばすとASUS-WRTは起動できないし、SSHでのコマンド等も使用できない。
mtd3=恐らくパスワード情報などを保存していると思われる。あまり分かんない。
mtd4=無線LANなどのドライバ情報を格納している。これを無線が不安定などの場合これを初期化すると改善する可能性が高い。(88Uで5gHzが飛ばなくなるトラブルが治った)
mtd5=これが最大の謎。名前からしてmtd2の補足部分かと思うけど分からん。しかも、このパーティションだけモデルによって有ったり無かったりする。(モードによってかもしれない。。。)
なお、下記コマンドでmtdの情報をぶっ飛ばしたり、書き換えたりできる。
mtd-erase2 mtd-unlock mtd-write2
例)mtd-erase2 "nvram" これで設定情報がぶっ飛ぶ
なお、パーティションによってはunlockしてからぶっ飛ばす。
mtd0だけは絶対ぶっ飛ばしちゃダメ。。。。。何台か文鎮にしちゃいましたw
他は基本的にぶっ飛ばしてもデフォルト値で復元されます。(必ず自己責任で)
nvramの設定情報はcat dev/nvramで確認が可能。これを見ながら本来書き換え不可能な項目を書き換えたりもできる。
これまで、何台か不調(ジャンク)のASUSルーターをGETし直してなおしてきましたが、大体はnvramリセットで治る感じが強いかなぁと思います。
リセットボタン長押しでのnvramリセットでは治らなくても上記方法で何度か治せました。挙動が違うのかもしれない。
以上、今回はこんな感じです。